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「自分で片付ける子」に育つコツは、子ども目線の環境づくり

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春は新生活シーズン。新しい環境での生活が始まったり、これまでよりも物が増えたりする季節です。子供も学級が上がるなどのタイミングで、心も体も大きく成長する季節です。習い事や家のお手伝いなど、「新しいことを始めてみたい!」気持ちが芽生えたなら、大きく伸ばしてあげたいですよね。

そんな子供の成長期に、積極的にサポートしてほしいのが「片付け」だと語るのは、親・子の片づけ教育研究所の澁川真希さん。実はいま、小さな子供を持つ家庭を中心に「子供の片付け」が話題です。片付けができるようになると、それ以外にも大きなメリットがあるとか。

片付けができる子供は、社会性が身につく

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どんな家庭でも、「一緒にお片付けしようか」と親子で片付けをするシーンはよくあると思います。その一方で、家中がすぐに散らかり、ついつい「片付けなさい!」とどなってしまったこともあるのでは? 澁川さんが語る「片付けができる子供」には3段階があるそうです。

☑ものを自分で元あった場所に戻すことができる
☑自分のものを「使っているもの」「使っていないもの」など目的に合わせて分けられる
☑どうすれば収納がもっと使いやすくなるかを考えられる

上記のことが段階的にできるようになると、将来、社会に出ても役立つ3つの力が育めると、澁川さんは考えています。

一つは「選択力」。何かと選択を迫られる人生の中で、いま自分にとって何が必要で、何が不要なのか、片付けを通して選択する力が身につきます。

二つ目は「想像力」。片付けに自主性が生まれてくると、次は工夫するようになるので、自分が使いやすい環境や仕組みを自分で考えるようになったり、段取りを考えた行動ができるようになったり。こういう考え方が小さい頃からできるようになるのは、片付け以上に得るものがありそうです。

最後は「習慣力」。しなければならないことを、続けていく力が身につきます。日々の片付けを積み重ねていく中で、子どもの持つ様々な力を伸ばしていけるのは大きなメリットです。

子供が片付けをしたくなる仕組み。ヒントは保育園にあった!

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実際に子供が自分で片付けに取り組むようになるためのポイントは、子供が片付けをしやすい仕組みを作ることだと、澁川さんは語ります。

「もちろん最初は、親のサポートが必要です。『自分で片付けてみようかな』という心が芽生えた子供が、実際に片付けをするまでに、大事なのは子供に合わせた収納の工夫です。例えば、上着などをかける場所も、子供には難しいハンガーをやめてフックを設置したり、高さを子供の目線に合わせたり」(渋川さん)

実は、これらの工夫は保育園や学校では多く取り入れられていることをご存知ですか? 背伸びをしなくても届くフック、軽くて出し入れしやすい引き出し、入れるものの大きさにあった箱、自分の場所だとひと目で分かるシール…。これらは、子供が片付けしやすくなるための仕組みづくりなのです。

重要なのは、「子供がラクにできるか」ということ。
保育園では自分で片付けができる子供も、大人の都合で配置された家の中では片付けがしづらくなっているというのはよくある話なのだとか。

「子供にあったお膳立て収納方法や収納場所になっているかを、確かめながらサポートをすることが大事です。年齢、性別、性格、成長段階に合わせて、できる動作できない動作を考え、自然な生活の動線の中に取り入れていきましょう。重たい引き出しやおもちゃ箱など、面倒な手間が増えるほど、子供は片付けも出し入れも難しくなり、それが片づけられない原因につながっているんです」(渋川さん)

そういった仕組みを導入するには、まさに春先のような「生活の切り替え時期」が最適です。子供が新しいことにチャレンジしたくなる時期に、片付けやすい仕組みを生活の中に組み込みたいものです。

「ちゃんと伝える」「できたことを認める」親の声掛けも重要に

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一方で、新しい仕組みは子供にとっても大人にとっても「慣れないこと」でもあるので、ストレスにならないために、あらかじめ共有することが大事です。

「コミュニケーションが取れる年齢のお子さんであれば、新しい仕組みを作ったら、必ずその使い方を説明しましょう。他にも事前に『変えようと思うの』と伝えたり、あとから『使いにくかったら声をかけてね』『一緒に考えようか』と声をかけてみましょう。そうすると、子供にも参加意識が芽生えてきます」(渋川さん)

仕組みが導入できたら、子供が実際に使ってみて片付けしやすい環境になっているか、観察しながら子供にあった仕組みを探っていきます。焦りは厳禁。また、子供が片付けるようになってきたからといって、一日に何度も片付けさせるのもNGです。

「一個出したり一個片付けようというのは子供には無理難しいことです。1日のうちに、1回か2回リセットするタイミングを家族のルールとして決めておきましょう。例えば夕ご飯の前や寝る前。それ以外にも『●時になったら片付けようね』と約束を予告しておくのもいいです。ついつい親は、片付けをできなかった時に声をかけがちですが、出来た時こそ、声かけが重要です。できたときには『ママ助かったよ」『お部屋がキレイになったね」と認めてあげることが、片付けをポジティブにとらえるためにも大切です」(渋川さん)

いきなり「片付けなさい!」と言われるのは、大人だってストレスですよね。子供だって一人の個人です。個人を尊重することが、子供に合わせた収納の工夫につながり、片付けのできる家庭環境をつくることにつながります。

子供の自主性を促しながら、子供との良い関係が築ける、「子供の片付け」の心に花を咲かせるなら、いまがチャンスです♪

160310_4 監修者 澁川真希
整理収納コンサルタント、一般社団法人親・子の片づけ教育研究所代表理事。片づく仕組みづくりの専門家として、家庭内の片付けのリーダーになる親・子の片づけインストラクターや講師の育成にも力を注ぎ、多くのメディアでも活躍。私生活では中学生男子2人の母。
http://t-kyubu.com/
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