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「初代ルンバ以来の重大なイノベーション」最新ルンバ980発表会レポート

2015年9月29日(火)、ロボット掃除機 ルンバの最新モデルとなる「ルンバ980」の製品発表会を行いました。ルンバ980の発表は、アイロボット社CEO(最高経営責任者)のコリン・アングルいわく「初代ルンバ以来の重大なイノベーション」。コリン・アングル自らが語った、ルンバ980 製品発表会をレポートします。
ルンバは部屋の“探検家”へ
ついに「地図」を手に入れたルンバ980!

話題はアメリカの西部開拓時代のエピソードからはじまりました。登場したのは、「ルイス・クラーク探検隊」として知られる、アメリカ合衆国陸軍大尉メリウェザー・ルイスと少尉ウィリアム・クラーク。
「未知の大陸だったアメリカ西部を初めて開拓した彼らは、数々の困難を乗り越えながら、1年6カ月かけてアメリカ大陸の西海岸に到達します。しかし、帰路でかかった時間はたったの6カ月。3分の1の時間で戻れたのは、進みながら『地図』を作っていったからでした」(コリン・アングル)
ルンバ980は、掃除しながらリアルタイムで部屋の地図を作成していく、独自のナビゲーションシステム「iAdapt® 2.0 ビジュアルローカリゼーション」を新たに搭載。これはカメラを使ったマッピングシステム「vSLAM」と光学式マウスのように光によって方向や移動距離を計測する「フロアトラッキングセンサー」を併せ、正確なマップを作り上げる画期的なテクノロジーです。言うなればルンバ980は、地図を作りながら掃除を進める「家の探検家」ともいえる製品なのです。

マッピングによる効率的な動作で、ルンバ980は最大2時間、112畳の掃除が可能。コリン・アングルが「ルンバ史上最高の性能を持つ」と語る、フラッグシップモデルの誕生です。
猫が乗ることも「想定済み」!?
カメラが目隠しされても大丈夫です

続いて登壇したのは、アイロボット社のシニア・バイスプレジデントのクリスチャン・セルダ。さまざまな革新的な機能が紹介される中、話題は世界の猫派が気になるであろう「あのこと」に…。
「新たなセンサーであるカメラをルンバの上部に付けるにあたって、『猫が乗るとどうなるか』は、かなり議論しました」というエピソードを紹介すると、おもむろに取り出された猫のぬいぐるみ。なんとぬいぐるみでルンバ980のカメラをふさいでしまいました!
でもご安心ください。ルンバ980は目隠しされてもマッピングと掃除を継続します。全国のペットオーナーのみなさん、アイロボット社はペットとの共存もしっかり考えていますよ。
スマートフォンに対応。アプリでいつでもどこでもルンバを操作

ルンバ980の操作ボタンは、800シリーズよりもさらにシンプルに。動作設定やスケジュール操作は、専用アプリ『iRobot® HOME アプリ』(2015年10月10日リリース)から行います。そのメリットも計り知れないのですが、コリン・アングルは、アプリを通じてルンバとWeb・クラウドがつながることで広がる未来への可能性についても言及します。

ルンバとクラウドのコンピューティングパワーが融合すれば、将来的にはルンバが家の中にあるモノを認識し、それが何かを理解できるようになります。そしてそれらをルンバがコントロールすることさえも可能になるというのです!大いなる将来へ向けた進歩という意味でも、ルンバ980は重要な意味を持つ製品であるということができます。
動くルンバ980がいっぱい!
「タッチ&トライ」コーナー

発表会場では、実際の住環境をイメージさせる空間でルンバのデモンストレーションも行いました。終始人だかりが絶えない「タッチ&トライ」コーナーの様子をお伝えします。

高精度なマッピングで、複雑な配置の家具も難なくクリア。

カーペットに乗ると、新機能「カーペットブースト」が自動的に吸引力を最大に。繊維の奥のホコリや髪の毛、ペットの毛なども力強く吸い取ります。

従来モデルとは異なる直線的な動きで走行するルンバ980。マッピングによって部屋の形を正確に認識し、最も効率的な動きで掃除を進めていきます。

ルンバの操作はアプリで。外出先からルンバを操作できるだけでなく、清掃距離などのパフォーマンスを確認することができます。
コリン・アングルは言います。
「人間はボタンを押すだけでいい。掃除にかけていた時間で、人はもっと生産性の高いことができる」。
最新モデル ルンバ980は2015年10月10日(土)より、全国の百貨店・家電量販店などで販売を開始します。
■公式サイトリンク
アイロボット ルンバ公式サイト ルンバ980特設ページ →http://irobot-jp.com/roomba/980/